【海外で大注目!】世界で注目を集める昆虫食の世界を紹介

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「昆虫食」は、日本ではまだあまりなじみがないように思われますが、イナゴの佃煮などは地方などでは食べられています。しかしながらそれもごく一部で、日本ではまだまだ普及していません。

今後、人口増加による食料不足、地球温暖化に伴って起きる気候変動による農作物の不作など今後訪れるであろう事態に備え、海外では『昆虫』に注目が集まっています。

今回はその話題の昆虫食の魅力、そしてメリット・デメリットについて解説していきます

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昆虫食とは?

昆虫を食べると聞くと「気持ち悪い」「食べたらおなか壊しそう」など、あまりいいイメージを持たれる方は少ないでしょう。しかし、日本でも昆虫をたべてきた歴史があります。

その歴史は古く縄文時代にまでさかのぼります。

また、平安時代の日本最古の薬物辞典にも、イナゴを食べていたとされる記述があります。そして大正時代には、食用として55種類、薬用として、123種類も使われており、大正時代は「昆虫食」というのはとても身近な存在であることがわかります。

その名残で現代でもイナゴのつくだ煮や蜂の子などを食べる地域があります。

国連食糧農業機関(FAO)が2013年5月に発表した報告書によると、全世界で約20億人が1900種類をこえる昆虫を食べているという報告もあります。

日本でも、昆虫食の自販機が設置されるなど、少しずつ注目されてきています。

では昆虫食というものにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

日本でも話題になりつつある昆虫食のメリットとは

  1. 栄養価が高い
  2. 環境負荷が少ない
  3. 可食部が多い

栄養価が高い

昆虫食の一つ目のメリットは、栄養価が高いというところです。高たんぱく、低脂質、低炭水化物、必須アミノ酸も含まれており、健康面からみても非常にお勧めで、ダイエットや筋トレにも向いているとも言えます。

タンパク質は粉末コオロギ100グラム当たり、約70グラムほどありプロテイン3~4杯、鶏むね300グラム分とほぼおなじであり、効率よくたんぱく質を摂取できたんぱく質が不足しがちな現代人にもおすすめな食材なのです。

環境負荷が少ない

普段食べられている牛や羊などは反芻動物といいメタンガスが大量に放出されていてこのメタンの温室効果は二酸化炭素のおよそ10倍もあり地球温暖化を加速させる要因の一つともいわれています。

それに対して昆虫はそういった動物より二酸化炭素の放出量も少なくて済むため地球環境の面からも見ても、非常に良い生き物だといわれています。

可食部が多い

昆虫は、私たちが普段食べている牛や豚などと違ってほぼ100%食べることができます。

牛や豚などの家畜は骨や、内臓、筋、脂身などを除くと約50%ほどしか食べることができません。

その点で見ても、非常に優秀な食べ物といえると思います。

非常に優秀な食材だがデメリットも少しはある

食べようと思わない

昆虫食は見た目の気持ち悪さからか好んで食べる人は少ない。それはごく普通のことで人間というのは「新奇性恐怖」という人間としての本能が備わっています。

この「新奇性恐怖」というものは子供の食べず嫌いと同じようなもので、初めて食べるものに、恐怖心を感じ食べれなくなるというものです。

しかし、他の人が食べているのを見ると安全だと脳が感じ食べることができるのです。私達が普段の食事でも恐怖心なく食べられているのは先祖が食べてきた歴史があるからです。

昆虫食というのは食べられてきた歴史があるものの世間に浸透していないため食の安全性も詳しくわかっていないので食べようと思わないのです。

昆虫食により病気やアレルギーになる?

昆虫はマラリアなどの病気を媒介することもあるなど危ないイメージを持つこともあるので、食べることによって病気になるのではないかと思われがちですが、国連食糧農業機関(FAO)は以下のように発言しています。

昆虫が他の食材のように衛生的な環境で扱われる限り、病気や寄生虫が人間に伝染された事例は知られていません。

国連食糧農業機関(FAO)

このことから今のところはそのようなことはないですが、ゼロとは言えないですね。

また甲殻類アレルギー(エビ・カニなど)を持つ人は、同じ無脊椎動物の昆虫にアレルギー反応を示す人もいるようなのでこちらの点については十分に注意が必要です。

何れにせよ、昆虫は寄生虫等の心配があるので、生では食べることはおすすめできません。

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昆虫を食べる際の注意点は?

ここまで昆虫のデメリットやメリットを紹介してきましたが、実際に食べるとなるとどのようなことに注意したら良いのでしょうか?

毒のある虫は食べない

毒のある虫は食べないほうが無難です。しかし、商品として販売されているムカデやハチなどのものは毒性がないと証明されているので安全ですが、自分で採って食べるときは、絶対に毒のある虫は食べないほうが無難です。

アレルギーに注意する

デメリットにも書きましたが甲殻類アレルギーのある方は同じ無脊椎動物なので食べるのはやめといたほうがいいです。

必ず加熱して食べる

虫を食べるときは必ず加熱して食べるようにしてください。

市販されているものは安全に処理されていますが、自分で採って食べる際は寄生虫などがいる可能性が高いので必ず加熱して食べるようにしてください。

加熱せずに食べると食中毒になる可能性もあるので生食は絶対にやめてください。

口の中を怪我しないように少しずつ食べる

昆虫は、硬い部分や鋭く尖った部分などがあるので一口で頬張らず必ず少しずつよくかんで食べるようにしてください、また危ないなと感じた部分や硬すぎて噛み切れない部分は無理にのみこもうとせずに必ず吐き出してください。

無理に食べると口の中を怪我する可能性かあります。

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安全に楽しく昆虫食を楽しもう!!

昆虫食はこれからの時代において非常に重要な立ち位置にいます。

これから訪れるかもしれない食糧危機に備えて昆虫食に是非トライしてみてもいいと思います。

しかしながら、初めて食べるものには危険性はあります、まずはコオロギやイナゴといった比較的、食べやすい虫からチャレンジすることをおすすめします。

みなさんも、安全に楽しくルールは守って昆虫食の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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